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着物の紋について

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着物の紋とは、現在の和服(=着物)での正装において、
男性用 と 女性用の両方共に、描かれている、付けられているのが
この 紋もん 
  • (紋もん=家紋、紋所、紋章 とも言われるもので、
  • 日本では、身分や家柄や地位などを表すためのマーク、印のことで、
  • 日本だけでも24種類・5000以上の家紋があるといわれています。)

というマークで、これがないものは正装じゃないとされています。

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- 着物の紋の形 -

和服の紋は、直径2〜4cmくらいの円の中に入るくらいの大きさで描かれ、
デザインは家紋をもとにしています。


- 着物の紋の数 -

正装と普段着の両方を含めると、和服の紋の数は、
0、1、3、5のどれかであり、それぞれ、
1 = 一つ紋、 3 = 三つ紋、 5 = 五つ紋いつつもん、と呼ばれ、
この紋の数が多いほどランクが高くて正式であるとされていますので、
一番紋の数が多い、5つの紋 がついている和服が、
これらの中で一番正礼装(正礼服) ということになります。


- 着物の紋の種類 -

いろんな紋の種類がありますが、最も正式なのは染め抜き紋で、
縫い紋など、他の種類の紋はすべて略式です。


- 着物の紋の場所 -

紋が描かれる場所は、紋の数によって決まっていて、
その紋が付いている場所としては、


1つ目 ⇒ 背中の紋である 背紋と、
2つ目3つ目 ⇒ 両袖の後ろの紋である 
袖紋
4つ目5つ目 ⇒ 両胸の紋である 
抱き紋   があります。


一つ紋の場所は、背紋だけに付いていて 略式 (※略礼装) とされています。
三つ紋の場所は、背紋と袖紋で、
五つ紋の場所は、背紋と袖紋と抱き紋 の全部についています。


- 着物の紋をつける位置   (床に置いたとき) -
背紋 背中は、襟の下から男6cm、女5.5cm
袖紋 袖は、上から7.5cm
抱き紋 胸は床においたときに肩から15cm下


それぞれの直径の大きさは、男子3.4〜3.8cm、女子2cm ほどとされています。




- 紋付の種類 -

着物の生地を、糊のりや蝋ろうを使って紋の型を白く染め抜いて表した
染め抜き紋 が1番正式で、


略式には、刺繍ししゅうをして表した 縫い紋 というのがあり、他に
  • 筆で書いた 書紋(=書き紋) 、
  • 家紋に草花をあしらった、装飾的な 加賀紋(=花紋とも)
  • 男紋、女紋
などがあります。


- 男紋、女紋 -

男紋は、その家に代々伝わる定紋(じょうもん)で、
大きさは 3cm ぐらいで、紋の周りに 外輪(そとわ) があり、


女紋は、嫁ぐときに実家の母親の紋を受け継いだもので、
大きさは 2cm ぐらいで、男紋より小さく、
女紋の使用は地域によって異なる習慣があります。




- 染め抜き紋 (染め紋) -

日向(ひなた) 紋 (表紋、陽紋とも言われる。)
  • 日向紋=ひなた紋。表紋、陽紋とも言われる。
と 陰紋
  • 陰紋=かげもん。線で輪郭だけを描いた紋で、日向紋より略式。
  • また、
  • 細い輪郭のものを 本かげ 、中くらいのものを 中かげ 
  • といい、主に女性や芸能人向きとされています。
  • 他に、葉陰紋(中陰紋とも言われる。) 
という、日向紋と陰紋を組み合わせた紋、


略式で、外側の輪っかがなくて、女性向けの 輪なし、
略式で、白地に黒く紋を置いた、主に芸能人向けの 地おとし、
略式で、輪郭の下半分にだけ紋を覗かせた、主に女性や芸能人向けの のぞき紋


などがあります。




- 縫い紋 (ぬいもん) -

刺繍で紋の形を縫い取った、染め抜き紋より略式の紋で
訪問着 や 付け下げ などの、お洒落着などに用いられます。
縫い方には、しぼり縫い 織り縫い けし縫い、
ぼかし縫い(金銀など二色で縫う) などがある。




- 着物の紋の起源 -

平安時代の公家くげ 社会で、飾りとして使われていたものが始まりとされ、
平安時代の終わり〜鎌倉時代の武士文化の始まりと共に、
旗印として紋を作って、敵と味方を区別する紋章として使うようになり、
また、身分や階級を表す意味も含まれるようになりました。


江戸時代の泰平の世からは、江戸時代中期の有力商人や農民は屋号(やごう)という形で苗字を名乗るようになり、それに合わせて自分たちを表す目印
として家紋を作るようになりました。


そして、庶民にも苗字や家紋を持つことが許されるようになったのは、明治時代の、封建政治(ほうけんせいじ) の時代が終わってからといわれています。




- 五つ紋服 -

男性の着物和装の中で、最も格式が高い、男性の正礼装のことです。


染抜日向紋(そめぬきひなたもん) の五つ紋いつつもん
  • (=黒地に、家紋を五箇所に白く染め抜いたもの。) 

付の黒羽二重の 着物(きもの) や 羽織(はおり) に、
仙台平の (はかま) を合わせ、小物としては、手に末広(扇子) を持ち、足には畳表の草履(ぞうり) を履くのが正式とされております。


貸衣装の場合は、紋の部分がシールみたいに張り替えられるようになっており、印刷した家紋を着物に貼りつけて着用します。そして、女性の留袖(とめそで) にも同じ様に五つ紋が入りますが、五つ紋服というと男性の正礼装を指します。




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