紋付羽織袴の解説♪

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紋付羽織袴について

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紋付羽織袴とは、もんつきはおりはかま と読み、
これは現代では、和服における男性の正礼装(正礼服)とされ、
格式を重んじる式典や、葬儀、結納、襲名式などの行事のときに着る
衣服のスタイルのことをいい、


同格である礼装としましては、
などがあります。

  • ※ 単に紋付と言うときは、男性の和装(わそう) の正礼装(正礼服)でもある、五つ紋の黒の紋付羽織袴を指します。

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- 正式な紋付羽織袴の着方 -

羽織 黒羽二重
  • (はぶたえとは、縦糸に細い2本の糸を用いて、
    平織りで織られた絹織物のことをいいます。)
羽織 染め抜き、自分の家の家紋が5つ施された 5つ紋
が正式で、
5つ紋→3つ紋→1つ紋
の順に略式になり、また、縫紋(ぬいもん) は
略式とされています。
  • (※縫紋 ぬいもん
  •  =縫い紋ともいい、刺繍ししゅう の紋。
  •    すが縫いや絞しぼ り縫いなどがある。) 
羽織紐 色は白 (※ 他の色でも○。) 
形は平打ち (※ 丸組みでも○。)  
  • ※ 葬儀では、明治以降の慣わしで
    グレー系のものをつけます。
結び方は、殿様結び
  • (※ 結び先の房を上にして鳩尾みぞおち
  •    の前で結ぶ結び方。=大名結び)
で、花結びなどは略礼装です。
長着(ながぎ)  黒羽二重。 
季節によって、春と秋冬は 袷(あわせ)、
6月・9月は単衣(ひとえ)、
7・8月は絽(ろ) や 紗(しゃ、うすぎぬ)
の生地を用いる。(※羽織も同じ)
着物の下に、着物と同型のもの
を着る、下重ねは、白羽二重。
  • (※ 1ランク下の下重ねは、灰色、
  •    その他色物の羽二重。)
白羽二重の 長襦袢
  • (ながじゅばん。下重ねの下に着る。)
、半襟 
  • (はんえい。長襦袢に付ける。
  •  男性が趣味で装う場合、
  •  茶色系、グレー系、鉄色、紺などの色半襟を。
  •  半襟の素材は、塩瀬の織り
  •  を使用するのが一般的。)
(※ 1ランク下の長襦袢の半襟は、
   灰色、鉄色、茶色などの色物。 )
長着(ながぎ)
羽織と同じで、夏場は羽織と一緒で
絽(ろ) や 紗(しゃ、うすぎぬ) でもよく、
略式としては黒以外の色の紋付
を用いることもあります。
(はかま) 黒か茶色の縦縞(たてじま)の柄で、通常は仙台平
(せんだいたいら)などの荒い縞地の絹織物が用いられ、
無地のは略式とされます。
本来は馬乗り袴うまのりばかま)をはくが、
今は行灯袴(あんどんばかま。) でも可。
(おび) グレーまたはこげ茶、錦織(にしきおり) の角帯
小物 扇子、足袋
  • (たび。レンタルでも白足袋だけは持参する。
  • 肌着も同じ。)
、草履(ぞうり) の鼻緒などは、すべて羽織紐と同じく
白 で統一します。履物は、
雪駄、畳表の草履。慶事は白の鼻緒、弔事は黒の鼻緒。


流れとしては、紋付の長着(ながぎ) に(はかま)をはいて、
紋付の羽織(はおり) をはおって、小物と合わせるという感じです。


※ 最近の色ものの紋服は準礼装になるので、挙式には不向きとされます。


- 紋付羽織袴の別名 -

紋付と省略されたり、紋袴、紋服とも呼ばれたりします。


- 紋付羽織袴を着用する場所 -

結納や結婚式(新郎・両家の父親、来賓など)、葬儀 
  • 羽織紐は黒か茶色を着用する。)
、式典などの冠婚葬祭で着られ、
その他の場面では、襲名披露(落語家など)相撲の関取の正装であったり、
土俵の脇の物言いを行う審判員が着用したりもします。


- 紋付羽織袴の歴史 -

江戸時代の武家社会で用いられていた、略礼装(略礼服) が、
中期に庶民男子の正礼装(正礼服) として着られるようになり、
明治時代の 太政官令 で礼装を定めたときに、五つ紋の黒紋付羽織袴
を採用したことによって 正礼装(正礼服) として広まりました。

  • ※ 今では、勲章着用規定に正礼装(正礼服)と定められているために、和服の正装と一般にはされていますが、元々略礼装(略礼服) の衣服なので、伝統的な宗教や芸能分野などでは、必ずしも紋付羽織袴正礼装とはされていません。

  • ※ 日本人が諸外国において、礼を受ける場合においては、
  • 民族衣装による第一礼装として、紋付羽織袴が認められています。

江戸時代の武家社会における礼服は、その者の官位により 
  • 直垂(ひたたれ)
  • 狩衣(かりぎぬ)
  • 大紋(だいもん)
  • 素襖すおう 
などがありますが、どちらにしても
武家以外の庶民には縁の薄い服装でした。


今では、黒紋付 が一般的である、羽織(はおり) の下の
長着(ながぎ) についてですが、これは江戸時代の初めのころは
特に決まりはありませんでした。




黒染めの起源は10世紀頃で、黒紋付染として確立したのは
江戸時代初期とされ、この頃の正装は裃(かみしも)で、
羽織袴は武家の日常着でした。


江戸中期にはいると、だんだんと下級武士や町人の礼服になっていき、
幕末には武家が公の場に着ていく公服、準礼装となり、


明治維新の太政官令の勲章着用規定によって裃(かみしも)が廃止されてからは、男子の第一種礼装、正礼装として用いることが定められたことから、
一般的な礼服として広がっていったとされています。


この羽織は、当時の礼服のランクで、普段着の扱いだったので、
将軍さまの前で着る直垂ひたたれ や、大紋(だいもん) 、素襖(すおう)、
そして、士分の制服である裃(かみしも) より下にあたり、
一方、士分以外では紋付羽織袴は、裃(かみしも) に次ぐ正装でした。


現在一般人が裃(かみしも) を着ることは、
お祭りやコスプレなど以外は滅多に見られなくなりました。


- アンサンブル(ensemble) -
一緒に、一揃い、全体 という意味のフランス語で、服飾用語では、
異なる部位の装身具の柄を合わせることをいい、同じ布地で作った
長着羽織のセット をいうときも、アンサンブル とされますが、


たまに、「生地が違うのに!」 アンサンブル
として売っているお店もあるので注意です。




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