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衽(おくみ)とは、おくび・おおくび、袵 ともいうもので、これは、
着物が前で重なり合う部分の生地のことで、
着物の袖を除いた部分の着物の襟(えり)の下にあり、
前身頃(まえみごろ) より中心側にあり、襟(えり)にぶつかる部分から、
着物の裾(すそ)、つまり一番下までが 衽の長さになる、細長い布です。
また、衽(おくみ)の一番上の頂点である、前身頃と襟と衽(おくみ)が
交わるところを 剣先(けんさき)といい、衽下り(おくみさがり)という、
肩山
と襟が接するところから剣先までの長さを言う言葉もあります。
- ※ 長着の衽下りは、19cm〜23cmくらいが通常とされています。)
右は右の衽(おくみ)、左なら左の衽(おくみ)ということになり、
着物には、 羽織(はおり)、肌襦袢(はだじゅばん)、
長襦袢(ながじゅばん) などのように、衽おくみ がないものもあります。
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- 衽(おくみ)という名前の由来 -
おくび という言葉の音が変化して生まれたといわれております。
- 上前(うわまえ) -
左の前身頃、左の衽、そして左の襟の一部を指す言葉で、
和服の袖を除いた部分の前の左、向かって右の部分のことをいいます。
和服を着るときは、右身頃→左身頃の順に重ね合わせ、
右が時間的に前、つまり右衽(うじん)に着ることになり、
左の衽のほうが右の衽より空間的に前に位置することになります。
そして、日本語では、肌から遠い方を、上 と呼ぶことがあるため、
左の前身頃や、左の衽などを上前と呼びます。
- 下前(したまえ) -
上前とまったく逆の意味で、右の前身頃、右の衽、右の襟の一部を指す言葉で、和服の袖を除いた部分の前の右、向かって左の部分のことをいいます。
和服を着るときは、右身頃→左身頃の順に重ね合わせ、
右が時間的に前、つまり右衽(うじん)に着ることになり、
右の衽のほうが左の衽より空間的に後ろに位置することになります。
そして、日本語では、肌に近い方を、下 と呼ぶことがあるため、
右の前身頃や、右の衽などを下前と呼びます。
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